重要!株価に影響を与えるもの

為替や決算、重要指標の発表、高官の発言、特需など

株価に影響を与える重要な事柄を、簡単にまとめました。
基本的なことですので、頭に入れておくとニュースを見たり新聞を読む時に役立ちます。

為替 円高になると、輸出関連銘柄が売られ、内需株が買われる。
1株当たりの価格が高い株式が売られやすいので、
日経平均株価が下がる傾向がある。

反対に、円安になると、輸出関連銘柄が買われるほか、
資源を輸入する企業に不利になるので、
石油株や鉄鋼株が売られる。
決算
選挙
重要指数
重要会議
これらの発表前は、市場が様子見ムードになり
買いが手控えられるので、株価が上がりにくい。

決算や重要指数は、結果が良くても折り込み済みであれば
サプライズがないので、反応が薄くなる。
市場予想を上回ることが重要。
高官の発言 財務事務次官・米国財務長官・日銀総裁などは、
行き過ぎた市場(特に為替相場)を修正する発言力を持つ。
アナリストの発言 特に、モルガンスタンレーやS&P、ゴールドマンサックスの
役職クラスの人たちの発言は、市場に与える影響力が大きい。
人によって分析方法や予測が異なるので、
様々な意見を聞き、総合的に判断する必要がある。
格付け 格付けが上がると、株価が上昇する。
格付けが下がると、株価が下落する。
主な格付け会社は、S&P、ムーディーズ、フィッチなど。
利上げ
利下げ
利上げには景気抑制の効果があり、株価の下落につながる。
利下げには景気浮揚の効果があり、株価の上昇につながる。
休日前 GWやハッピーマンデーなどの連休前は、
積極的な買いが手控えられる。
アメリカ市場が休場の時も、
同じように日本の株式市場に影響を与える。
テロ・災害 テロや災害など突発的な出来事が起こると、
一時的に株価は下落する。
数ヶ月すると元の株価に戻るので株取引なら心配いらないが、
eワラントは満期があるので注意が必要。
株式分割 株式分割をすると、1株当たりの価格が安くなるので、
今までは株価が高くて買えなかった人が買えるようになる。
株式分割をする直前は、株価が上昇する傾向がある。
特需 特別な需要のこと。
半年から一年にかけて、徐々に株価が上昇していく。
オリンピックの開催年は、テレビを買い換える人が多いので、
これをオリンピック特需と言う。



概況によく出てくる用語

どんな銘柄が何の影響を受けるのかを知っておくと、
銘柄を選ぶ時、何に注目すれば良いか分かります。

それぞれの特徴を押さえていきましょう。
概況でもよく出てくる言葉なので、覚えておくと便利です。

銀行株 日経平均株価に連動する傾向がある。
ハイテク株 ナスダックが上昇(下落)すると、
日本のハイテク株が上昇(下落)する。
インテル、hp、テキサスインスツルメンツなど
アメリカのハイテク企業の決算発表の影響を大きく受ける。
輸出関連株 為替の影響を受けやすい。
自動車株(トヨタ、ホンダ、日産)、
電機株(ソニー、シャープ、キャノン)など。
内需株 市場が後ろ向きな時に、買われやすい。
石油株(新日石)、鉄鋼株(新日鉄、JFE)、
通信株(NTTドコモ、KDDI)など。
消費関連株 GDPや消費者物価指数の影響を受けやすい。
小売株(イオン、セブンイレブン、ローソン)など。