eワラント選びのポイント

チェック項目は4つです

eワラントを選ぶ時、チェックするのは4つだけ!
「対象銘柄」「タイプ」「権利行使価格」「満期日」がポイントです。
ここでは、銘柄選びの基本的な知識を押さえていきましょう。

・eワラントの例
対象銘柄 タイプ 権利行使価格 満期日
日経平均株価 コール 10000円 2013年4月10日

(1)対象銘柄
どの銘柄を対象に変動するかを示しています。

(2)タイプ
対象銘柄の価格が上がると儲かる「コール型」、
下がると儲かる「プット型」の2つがあります。

(3)権利行使価格
eワラントやオプションの権利を行使する価格のことです。
コール型のワラントは、権利行使価格が高くなるほどハイリスク、
プット型のワラントは、権利行使価格が低くなるほどハイリスクになります。

(4)満期日
eワラントの期限のことで、満期日になると損益に関わらず自動的に決済されます。
満期日までの期間が短い銘柄ほどハイリスク、
満期日までの期間が長い銘柄ほどローリスクになります。
コール型・プット型の両方に共通しています。


リスクを決める(1)権利行使価格

まずは、権利行使価格からお話していきましょう。
例えば、権利行使価3000円のトヨタ自動車のコールは、
「トヨタ自動車の株を3000円で買える権利」なので、
株価が上がれば上がるほど、このeワラントの価格が上がります。

つまり、コール型ワラントの場合、権利行使価格が高いものほどハイリスク、
低いものほどローリスクになります。

また、権利行使価格1000円のソニーのプットは、
「ソニーの株を1000円で売れる権利」なので、
株価が下がれば下がるほど、 このeワラントの価格が上がります。

そのため、プット型ワラントの場合、権利行使価格が低いものほどハイリスク、
高いものほどローリスクになります。

権利行使価格がイメージしづらい方は、
「eワラントって何?」で権利売買について押さえましょう。


リスクを決める(2)満期日

次に、「満期日」について考えていきましょう。
eワラントには、株式と違って期限があるので、
期限が迫るにつれてeワラントの価格(価値)が下がっていきます。

賞味期限をイメージすると分かりやすいでしょう。

定価200円の牛乳があるとします。
日が経つにつれ、値段はだんだんと下がっていき、
賞味期限1日前くらいになると、半額の100円くらいになってしまいます。

賞味期限が過ぎた牛乳は、店で売ることができないので、0円=無価値になります。
そのため、対象銘柄の株価が変動しなくても、昨日と今日の価格は異なります。


初心者におススメのeワラント

私が初めて売買したeワラントは、日経平均eワラントのプットです。
ちょうど「先行き不透明」「日経平均株価は7000円を切る」と言われていた時期です。

日経平均株価は、朝のニュース番組や携帯電話で情報を得やすいので、
投資が初めてという人にもおすすめです。

プットを取引しても良いですが、
eワラント取引に慣れるまではコールのほうが感覚的に分かりやすいでしょう。

対象銘柄 日経平均株価
タイプ コール型
権利行使価格 現在の日経平均株価より500~1000円ほど低い。
例えば、日経平均株価が10000円なら、
権利行使価格が9000円のものを選ぶ
満期日 購入日から、4~5ヶ月以上離れている。
儲けるコツ 日経平均株価が300~400円上がったら、利食いする。
数営業日に渡って、400円以上上がると、
利益確定の売りが出始めるので、下がる前に売ること。


ハイリターンのeワラントで一攫千金を狙う!

満期日が迫ってくるにつれ、値動きが激しくなります。
1日の騰落率が±40%以上になるものを選ぶと、毎日がスリリングです。

0.03円から0.31円というように、10倍になったというeワラントもありました。
宝くじ感覚で買ってみるのも、面白いでしょう。

しかし、0円になる可能性も大きいので、
取引するなら少額でチャレンジすると良いと思います。

対象銘柄 なんでもOK
タイプ どちらでもOK
満期日 購入時点から、2週間以内に迫っているもの
価格 1円以下のもの
儲けるコツ 利益が出たら深追いせず、すばやく利食いする。
時間経過による価値の減少が大きいため。